Powerful Perspectives
SMA Solar Technology AG創立40周年
パイオニア精神と情熱
サステナブルな未来に向かって
perspectives
1981年

大胆なビジョンの始まり
カッセル大学の若き3
のエンジニアは、元大学教授のWerner Kleinkaufと一緒にエンジニアリング会社を設立することにしました。GüntherCramer、Peter Drews、そしてReiner Wettlauferは、コンピュータベースの風力発電と太陽光発電システム用制御システムを開発したいと考えました。彼らは、小さな分散型ユニットでも安全かつ確実にエネルギーを供給できると確信していました。ここから読めます彼らのアイデアで革命的だったのは、この供給が風力、水力、太陽光に基づいた構造であるということです。その様なビジョンを持つエンジニアたちは、1980年代の再生可能エネルギーのパイオニアという変わり者でごく少数派でした。
1982年

キトノス島での成功
Günther Cramer、Peter Drews、そしてReiner Wettlauferは、会社設立からわずか1年で、分散型再生可能エネルギー供給というビジョンが機能することを証明しました。SMAは、欧州初の風力-ディーゼルハイブリッドシステムを設置しました。セントラル制御装置を備えたシステムが、ギリシャのキトノス島で稼働しています。
1987年

最初のパワーコンディショナ:ニッチ製品
会社設立から6年後、SMA初の太陽光発電製品の開発が完了。当初、PV-WR 1500トランジスタインバータは、本当にニッチな製品で市場に訴えかけることはありませんでした。
1991年

連続生産開始
PV-WR 1500は、連続生産を開始。同年に「1000 Roofs」プログラムが開始し、まさに適切な時期でした。ドイツ連邦政府と州政府は、最大5KWの電力を生成するプライベート屋根上太陽光システムのシステムコストと設置コスト全体の70%を想定していました。ピーク電力2.2KWを生成するシステムには、依然として約60,000ドイツマルクの費用がかかりました。
1993年

知見と技術を結集
SMAの設立者たちは、将来を考えシステムコストに焦点を合わせました。太陽光発電が長期的に一般に受け入れられる可能性を考慮したのです。Solar Technology部門を新しく設立し、この分野の専門知識をすべて蓄積しました。
1995年

一般に適した技術
SMAは、新たに開発したストリング技術を導入し、太陽光発電全体の発展を加速しました。Sunny Boy 700に初めて採用されたこの技術により、太陽光発電システムの設置がはるかに容易になり、電気工事・施工業社でも安全にシステムを組み立てることが可能となりました。
1999年

遠隔地での明るい見通し
主要送電線から遠く離れた場所にエネルギーを確実に供給するためのシステムSunny Islandを導入。安全でクリーンな世界のエネルギーを分散供給するという設立者たちのビジョンがここから形になり始めます。
2000年

SMAのグローバル化
設立者たちはグローバル市場に着目しました。SMA初の海外子会社は、米国カリフォルニア州で事業を開始。小さなコンテナで始まった米国オフィスは、時と共にSMA最も最大で重要な子会社となりました。
2001年

幸先の良い米国での市場販売
SMAはパワーコンディショナメーカーで初めてUL認証を取得しました。この認証は、Sunny Boyを米国市場で使用する上できわめて重要な承認の印です。
2001年

SMAの敷地内もクリーンエネルギー
SMAの敷地内に設置された最初の会社所有太陽光発電システムは系統に接続されており、20年経過してもその役目を確実に果たしています。その後数年で建物の上や空地に追加システムが加わり、2020年にはこれらのシステムが共同で、SMAのエネルギー需要の42%をカバーするのに充分なクリーンエネルギーを生成しています。
2002年

効率に着目
SMAはマルチストリング技術を開発し、別に開発されたモジュールスレッドをわずか1台のパワーコンディショナで効率よく制御することを可能にしました。 これも太陽光発電のコスト削減のための重要なマイルストーンです。
2003年

セントラルインバータの製造開始
小型ストリングインバータに続いて大型セントラルインバータ、Sunny Centralの連続生産を開始。最初のモデルの出力は100kWです。
2005年

さらなる太陽光市場を視野に
依然としてグローバル化を重要視しています。SMAは地中海に新しい子会社を2社、SMA Ibérica(イベリア)とSMA Italia(イタリア)を設立。
2005年

太陽光発電システム初の監視ポータル
Sunny Portalは、太陽光発電システム初のオンライン監視ポータルであり、最初にドイツで発表されました。15年後、世界中の700,000を超える太陽光発電システムがSunny Portalに登録されました。Sunny Portalは、太陽光発電システムのオンライン監視ポータルでは世界最大規模です。
2007年

欧州、豪州、中国に拡大
SMAは、フランスとギリシャに子会社を置き、欧州での存在感を強化。 また、豪州の新興市場と中国にも拡大。
2008年

ドイツ最大のIPOを達成
2008年は、会社の発展にとって重要な年でした。6月27日、SMAはこの年最大のIPOを達成しました。これに続き、秋にはドイツの技術系株価指数であるTecDAXにSMAが加わりました。
2009年

サステナビリティに関するメッセージ
SMAは、太陽光発電パワーコンディショナで世界最大のCO2ニュートラル工場を開設しました。これにより、急成長する世界的な需要を満たすだけでなく、サステナビリティの観点から明確なメッセージを送ることが可能になりました。
2009年

さらに子会社を設立
チェコ共和国、ベネルクス、ポルトガル、アラブ首長国連邦に子会社を設立することにより、グローバル化を急速に進めて行きます。
2010年

ビジョンの見える化
年間最大15,000人の施工技術者を育成する新たなSMAソーラーアカデミーは、サステナブルな建築で最も重要な建物です。建物内に太陽光発電システムを統合し、バイオガスを動力源とする熱電併給プラント、バッテリー貯蔵システムを備えています。独立電力システムでクリーンエネルギーを24時間供給します。ドイツのように日照量が比較的少ない国でも、再生可能エネルギーを建物に分散供給できることをSMAは証明しています。
2010年

グローバルプレゼンスを強化
SMAはカナダ、インド、英国に子会社を置き、すべての大陸でその存在感を強化し続けています。
2012年

三大陸でさらに拡大
SMAは、南アフリカのケープタウンに子会社を置き、アフリカの太陽光発電市場の可能性に着手しました。SMAチリは中南米およびメキシコで最初の子会社です。日本とタイの太陽光発電市場も急速な成長の見込みがあり、SMAは地域の販売店およびサービス会社と連携しました。
2013年

ディーゼル発電を太陽光発電に取替
SMA Fuel Save Solutionは、初めて太陽光発電エネルギーの大部分をディーゼルグリッドに統合しました。これにより低質で高価なディーゼル燃料に完全に依存していたオフグリッド地域や世界中の島々に、この先何年も安全でクリーンで費用対効果の高い電力供給の基盤を提供します。
2014年

強力なパートナーシップ
SMAとDanfoss社は、競争力を強化するために戦略的パートナーシップを締結。Danfoss社は、20%の株式を保有するSMAのアンカー投資家になりました。
2014年

高い可能性を持つオールラウンドサービス
SMAは、太陽光発電プラントのO&Mサービスの事業領域に拡大しました。その後数年間で世界をリードするプロバイダの最高レベルに昇格し、2020年には総出力の約4.8GW規模のシステム保守を行っています。
2014年

日当たりの良い地域に注目
SMA Sunbelt Energy GmbHは、太陽光ハイブリッドアプリケーション市場に参入しました。その目的は、系統に接続されていない赤道周辺の日当たりの良い地域にクリーン電力の安定供給を確立し、それにより可能な限り多くディーゼル燃料を太陽エネルギーに置き換えることです。ここから読めますその後の数年間でSMA Sunbeltは、大規模な蓄電池トレージ発電所に至るまで、オフグリッド、ハイブリッドおよび系統接続された蓄電池ソリューションの大手プロバイダに進化し続けています。
2016年

中南米およびメキシコで更なるプレゼンス
SMAは、ブラジルに新しい販売およびサービス会社を設立し、中南米およびメキシコで存在感を高め続けています。
2017年

メキシコに新たな販売およびサービス会社を設立
メキシコに新しい子会社を設立し、2017年も拡大を続けました。個人のお客様および法人様向けシステムから大規模太陽光発電プラントに至るまで、すべての領域でお客様に現地サポートを提供します。
2018年

エネルギー管理のためのプラットフォーム
エネルギー管理のためのIoTプラットフォームであるennexOSを市場に投入。ennexOSでは、すべてのセクター(発電機、電化製品、貯蔵システム、暖房、換気、空調、e-モビリティ)のエネルギーコストを効果的に削減できます。ここから読めますまたいつでもユーザーの要件に合わせてカスタマイズが出来ます。これは、エネルギーフローの監視や総エネルギーコストの自動最適化から、家庭や企業が将来のエネルギー市場に携わっていくところまで及びます。
2018年

デジタルエネルギーサービスに焦点を当てる
SMAは、エネルギー供給のデジタル化によってもたらされる機会を具体的に活用するため、子会社conevaを設立しました。conevaは、エネルギー業界、企業、および民間のプロシューマーとコンシューマ向けのデジタルエネルギーサービスを開発しています。
2019年

1GWを超えるバッテリーシステム技術
SMAは、総電力容量が1GWを超える蓄電池パワーコンディショナを初めて販売し、バッテリーシステム技術の世界をリードするサプライヤになりました。SMAほど蓄電池システムを総合システムに導入する事に関して、長年の経験と専門知識を持っているサプライヤはいません。
2019年

e-モビリティ分野の合弁事業
SMAは、AixControl GmbHおよびaixACCT charging solutions GmbHとの合弁会社elexonを設立しました。それによりパートナ各社は、充電インフラ/エネルギー管理/再生可能エネルギーに焦点を当てることにより、e-モビリティ分野の専門知識を蓄積します。<span class="read-more">ここから読めます</span>elexonは、1つのサプライヤとして効率的な電気自動車充電スタンドの計画/設置/サービスのためのターンキーソリューションを顧客に提供し、さらに駐車場充電設備や多くの車両を充電するための大規模なソリューションに着目しています。elexonの使命は、欧州全体で電気自動車の充電インフラ拡大の促進です。
2020年

電気自動車充電ソリューション市場への参入に成功
SMAは、可能な限り多くの太陽光発電で充電できるようSMA EV Chargerを使用し、電気自動車充電ソリューションの事業分野への進出に成功しました。当初の予想をはるかに上回る需要を頂いております。
2020年

未来を見据える企業
100GWを超える容量のSMAパワーコンディショナが世界中に設置されています。これは、原子力発電所80基に相当します。パワーコンディショナ全体で年間5600万トンのCO2を抑制できます。SMAは、将来的に関連するすべての分野に適したソリューションを提供する再生エネルギー転換企業に変革することを誓います。
プロジェクトの展望
語り継がれるストーリー
私たちは太陽光発電がまだ始まったばかりだった心躍る時期を決して忘れません: 初めて太陽光で電気を得たときの喜びを。ディーゼル発電機が沈黙したときの静寂を。チーム精神を。私たちの開発事業を世界にリリースするときの誇りを。 再生可能エネルギーへの情熱を。
夜間まで続いた仕事の先に
SMA Sunbelt社では、約10ヶ国の異なる国籍のメンバーがおり、リモートでも確かな電気供給を実現する為に日々チームで連携しております。
その一例が、南太平洋に位置したテティロア島です。この離島はかつてのHollywood大スター、マーロンブランドが恋した島とも呼ばれています。その島での挑戦は大変な物でした。現行のディーゼルハイブリットシステムの出力を倍にし、蓄電池を導入するというプロジェクトです。更に、初めて島の全電力を蓄電池にて起電する
という挑戦もありました。このテストは日中住民に影響が出ない様、夜間に行わなければいけませんでした。全てが静まり返ったテストの夜に明かりが我々のシステムで灯った瞬間は非常にワクワクしました。これまでのチームの努力が報われた瞬間でもありました。私は全てのチームがこの様な経験をすべきだと考えます。どのチームメンバーにも情報共有を行い、在宅勤務者と出張者とのギャップをデジタルで埋め、知見共有をする対策を取りました。それはSMA Sunbelt社での仕事を多種でチャレンジングな物にしているのです。この経験は衰えることなく、日々強い物にしています。
Wiebke Kruger
Head of Project Management & T/C Service

困難なスタートも明るい見通し
「Best apprentice from a refugee background(難民出身者で最高の実習生)」を受賞して、とても 嬉しかったです。電話を受けた時、最初は信じられませんでした。何しろドイツ中から200人以上の実習生が応募していたのですから。
数年前難民としてドイツに来たとき、新しく専門的職業を学ぶこと、仕事を見つけること、テレビやインターネットでしか見たことのない国で自分の人生を築くこと、計画がたくさんありました。学ぶことと働くことは私にとって道でした。高校を卒業して実習生制度に申し込んだところ、SMAに選ばれました。私はその時からデバイスやシステムのエレクトロニクス技術者実習生として、SMAの一員となりました。ただし最初はそう簡単ではありませんでした。問題が山積みでした。特に学校でとりわけ言語が問題でした。それでも実習生仲間や会社全体の素晴らしいコミュニティや週一回の個人指導に助けられました。指導者も素晴らしい人でした。できることは全て行い専門用語を説明してくれました。私達と一緒に試験問題を全て調べ、仕事よりもはるかに長い時間をかけてくれました。とても感謝しています!私は今の自分をとても誇りに思っています。まだやりたいことがたくさんありますので、これからもSMAで学び働けることを嬉しく思っています。
Hedayatullah Tajik
Developmet Technician

小さな違い
海外の同僚チームとともに、南太平洋の真ん中にあるタヒチから1350キロ離れたフランス領ポリネシアのルアオ環礁に独立系統を設置しました。その小さな島へのフライトは週に1便のみ、わずか300人強の住民が、主にココナッツオイルの生産と漁業で生計を立てています。
ココナッツオイルの生産に使用されるディーゼル発電機音はブンブンうるさく、燃料は高価で、すす粒子で空気がひどく汚染されていました。数日作業した後にSunny Islandシステムが立ち上がって稼働し、ブンブンうるさい発電機何台かのスイッチを切ると、白衣を着て首に聴診器を巻いた男性が近づいてきました。島の医師です。
彼は発電機の近くにある職場からまっすぐ来ました。彼は、初めて妊婦を診察するときに超音波画像を正しく読むことができたよ、と興奮して言いました。以前はいつもディーゼル発電機の振動で妨げられ「小さな違い」を見分けられなかったのです。
太陽光発電がこれほどまでに人々の生活に影響を与えるということを目の当たりにした経験は、決して忘れません。
Jörg Fischmann
Account Manager
子どもたちのための家
2010年、ハイチで起こった壊滅的な地震は、身体障害を持つ子供達の為の家が併設された病院を破壊しました。SMA従業員達は協力してポルトープランスを訪れました。地震で失われたセンターの代替施設として新しく建築されたZanmi Beni Home for Childrenの太陽光発電システム構築を支援する為です。そこは人里離れた場所で、安定した電力系統へのアクセスはありません。
SMAはNRG Energy、Clinton Global Initiative、Solar Electric Light Foundationと提携しました。太陽光発電システムを設置し、そこに住む子供達や介護者にクリーンで安全なエネルギーを提供することで、子供達の家の日常的活動に大きな影響を与えました。これはより良い生活のための基本的要件です。このプロジェクトでは、1人の父親として深く心を動かされました。このような有意義な仕事に関われたことを誇りに思います。
Bradley Dore
Director Marketing Department

コンテナからの始まり
米国で最初の本部は伝説のガレージではなく、カリフォルニア州の静かなグラスバレーにある同僚のガレージ真向かいに面したコンテナでした。コンテナには材料がいっぱいで窮屈でした。私たちは最初の試運転調整を行えるよう、すべてを手元に揃えていたのです。
しかしう最初の機器を設置するには、極めて重要な認証機関であるUnderwriters Laboratory (UL)の承認プロセスが完了するまで1年待たなければなりませんでした。主な焦点は防火でした。米国の住宅はほとんどが木造で、当然のことながら火災は大きなリスクであるためです。長期間にわたり議論し、私達の経験と専門知識によりついに、SMAのパワーコンディショナを装備した太陽光発電システムの安全性についてULを説得しました。当時でも、ULとの緊密なパートナーシップは価値あるものでした。現在もこの関係を維持し、絶えず発展させています。私たちは長年にわたり、米国市場における規格の制定に積極的に取り組んできました。現在は、ドイツにUL認定テストセンターがあるため、SMAソリューションのテストのために、飛行機で米国に行く必要はもうありません。
米国の太陽光発電システム事業者は、ドイツのSunny Boyに夢中でした。当時の米国のエネルギー収量よりも36%多いという数字には、誰もが納得しました。
Sven Bremicker
Head of Technology Development Center
Cramer vs Kremer – 伝説的な知力の戦い
火花が飛びました!Banz Monastery Educational Centerで毎年開催されるPV Symposiumでの、この伝説的な討論、まだはっきりと思い出せます。SMAの創設者であるGünther CramerとSiemens部門の責任者Peter Kremerの対決です。1990年代後半、太陽光発電業界の2人の重鎮は、専門家の聴衆が大勢いる前で太陽光発電システムの将来のデザインについて激しく討論しました。Günther Cramerは、分散型レイアウトの太陽光発電システムそしてストリングインバータの使用を提唱しました。一方、Peter Kremerは、セントラルインバータなどの集中型ソリューションを強く主張しました。
この討論は、ヘルネのトレーニングアカデミーにSMAパワーコンディショナ Sunny Boyが約600台設置されたこと、そしてミュンヘンの展示会でセントラルインバータが設置されたことがきっかけで始まりました。
CramerとKremerの間で本当の原則の戦いが始まりました。CEOが自身の見解を述べたとき、熱意にあふれ、説得力に満ちていました。知っての通りやはり彼にはアイデアで人々を奮起させる能力があります。この記憶に残る討論でも、彼は人々を奮起させることに成功しました。後に対話した多くの人々が、この議論を業界の伝説と呼ぶのを聞きましたので間違いありません。ちなみにそれ以来何年も、分散型対集中型の問題は議論の対象となっていません。今日では、太陽光発電所をどのように設計するかは、さまざまな要因で決定します。SMAは長い間、分散型と集中型の両方について将来にわたり活用可能なソリューションを提供しています。
Bernd Engel
火山を一望
右と左に海そして背景の雲に囲まれた火山。鹿児島太陽光発電プラントの眺めは息を呑むほどです。そしてあらゆる要素で、大いに能力を試されました。
8年前、私たちはドライ・ポートに当時日本最大の太陽光発電所を建設し、試運転調整を完了しました。熱、潮風、嵐、落雷など、自然の力に果敢に立ち向かう必要がありました。これほどの発電所はこれまでありませんでした。すなわち対応できるパワーコンディショナは限られていました。
しかし独特なのは広大な眺めと環境条件だけではありませんでした。日本人の信じられないほど高い美的基準にも興味をそそられました。太陽光パネルは真っ直ぐに配置されており、外縁に沿って矢を放てるほど正確でした。
もちろんパワーコンディショナの設置にあたっては、細心の注意を払いました。しかしその後衝撃の瞬間が来ました。何かがおかしいと言われた時、私たちはヒューズボックスを取り付けていました。彼らが何を言っているのか分かりませんでした。後になって分かったのは、SMAの会社のロゴがボックスの同じ位置にないということでした。外観をわずかに修正すると、機能性と美学を調和させることができました。日本の発電所運営者は満足しただけでなく、特に太陽光発電所の出力について非常に熱心になりました。発電所は、計画段階で想定されていたよりも30%多くの太陽光発電を提供します。ドイツ-日本-韓国-タイ-インドの同僚が手を取り合い協力した素晴らしい共同プロジェクトです。
Josef Helweg
Head of Global Service Operations APAPC
有名人との写真
2016年、私は同僚のMathiasと東南アジアに向けて出発しました。目的地はフィリピンのルソン島でした。 カタラガン太陽光発電所は、当時ストリングインバータを備えた世界最大の太陽光発電所の1つで、電力系統に接続されようとしていました。フィリピンでは再生可能エネルギーが増加しており、太陽光発電農場の試運転調整を支援できることに胸が弾みました。
この旅は計30時間、うち5時間はガタガタ揺れながら奥地を進むオフロードトラックで過ごすというものでした。大げさでなく骨の折れる冒険でしたが、大規模な太陽光発電農場の試運転調整を成功させることができました。私たちが去る少し前に、フィリピンの再生可能エネルギー業界の新星、当時23歳のLeandro Levisteに会いました。彼は、目に見えるほど新しい太陽光発電所に満足し、私たちと一緒に写真を撮って喜んでいました。
Andreas Hoefer
Service Training Quality & Performance Professional
ドイツ製の革新的なPCS
SMAジャパン設立時のオフィスは非常に小さく、8名のメンバーが1つのテーブルに詰めて座っていました。朝から晩まで電話が鳴り続け、新たなお客様との会議を重ねていきました。
当時は無名だったSMAを日本市場に導入する事に大変苦労致しました。しかし革新的な製品力と確かな品質が日本のお客様の信頼を得るきっかけとなりました。
2011年に将来の一部となる再生可能エネルギー業界で働く事を希望していた私はSMAに入社致しました。そしてSMAジャパンが日本市場に根付いた事を大変嬉しく思います。今では50名以上の優秀なチームが揃っております。
Masafumi (Massi) Kawakami
Head of GSO
SMAに落ち着く
2000年の夏、インターンシップでSMAに入りました。ドイツに到着したばかりの初めての仕事で、当時ドイツ語が流暢ではありませんでした。私はとても緊張していて少し不安もありましたが、すぐにSMAの家族のような雰囲気に夢中になりました。同僚の心の広さコミュニケーションを取りやすさ、そして開発者とリラックスして意見を交わせる雰囲気に魅了されました。その結果私がどれだけ学んだかは、計り知れません。
太陽光発電業界の大きなブームはまだ先でしたが、わずか1か月でパワーコンディショナを3000台生産しました。当時飲みに行き仲間と共に祝った事を覚えています。しばらくするとSMAは毎日3000台生産するようになりました。
私は太陽光発電の初期の頃のこの雰囲気を決して忘れません。変化した事は沢山ありますが、SMAの精神はいつも会社の素晴らしい社風と従業員の結束を感じます。それは今の私にとっても特別なことです。
Astrit Rraci
Global Costumer Quality Monitoring

南アフリカの展望
太陽、水、そしてテーブルマウンテンがそびえ立つケープタウンは世界でも太陽の光が最も当たる有数の都市で、私にとっては夢の都市でした。そしてこの都市を訪れる2000万人の観光客も同じ気持かと思います。海岸通りは2つの船渠と小さなお店やレストランが並んでいます。我々はこの年にSMA製品を使用した太陽光システムを投資家と共に導入する事を非常に光栄に思います。とても良い立地ですが、それぞれの屋根に異なったソリューションを提供しなければいけませんでした。多少困難でしたがパートナーのお陰で何とか成功致しました。今では港地域の電力を太陽光が供給しています。
このプロジェクトはいくつもの素晴らしい案件の1つで、南アフリカチームの一人一人の協力でメガワット級の発電所からサファリラウンジ等のプロジェクトを成功に導きました。それでも今もまだ南アフリカでは電気の供給がない地域も多く残っており、お手頃な電気を一刻も早く調達する為には、太陽光が不可欠です。私は再生可能エネルギーが南アフリカの将来に大きな貢献をもたらすと信じています。
Thorsten Ronge
Regional Manager MEA

メガワット?ギガワット?
SMA South America設立直後、世界的な太陽光発電プロジェクト開発者との会議で、チリのエネルギー市場について議論しました。その当時チリに設置されている太陽光設備はわずか3MWであると説明すると、相手は「もちろん国の太陽光発電容量が3GWだと知っておくのは良い事です」と言いました。彼には数字が3桁違っていることを全く理解していませんでした。数字は実際3MWで、十分電力供給できる世帯数はわずか7500世帯だったのです。
2012年にSMAが初めてチリに到着したとき、太陽光発電プロジェクトを実施していた企業はほんの一握りでした。中には石炭プロジェクト開発当局に圧力をかけ続けた企業もありました。他の企業は、原子力を救いと考えていました。チリのような地震が起こりやすい国に与える影響を考えると信じられない事です。
南米で太陽エネルギーの確立に貢献した人の仲間入りができて嬉しく思いますし、太陽光発電の見通しも毎年良くなっています。これまでチリには、SMA技術だけを使用した3GWの太陽光設備が設置されており、300万世帯に十分電力を供給しています
Daniel Rosende
General Manager SMA Süd Amerika (SMA South America)

コンパクトな充電器で大きな発電量
2019年の聖ニコラスの日(12月6日)、プロジェクトに関わる同僚全員とNinjaneersの社外開発者と共にEV Chargerの充電テストを行い、成功を祝して乾杯しました。本当に初めて、太陽光屋根下のSMA EV Chargerを使用して電気自動車を充電しました。太陽の光を燃料タンクに届けたということです。私たちの開発の成功を見ることができ、素晴らしい事でした。12月のその日は本当に寒い日でしたが、ともに努力した結果を皆で祝うことができ本当に良かったです。ドイツの充電インフラが今後着実に拡大していけば、何にも邪魔されずクリーンなドライブを楽しめる日がすぐにやってきます。
Lisa Spangenberg
Product Managerin Charging Solutions